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長谷川慶太郎




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大恐慌情報の虚(ウソ)と実(マコト)

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  • 著者:三橋貴明/渡邉哲也
  • 出版社:李白社/ビジネス社
  • ISBN9784828416540
  • 発売日:12月08日
  • 1400円(税込)

【内容】

●「ギリシャ救済」も「通貨ユーロ」にも打つ手なし!
ギリシャ危機、PIIGS諸国への負の連鎖など
欧州諸国がユーロ危機に陥っている。
しかし、この危機は金融バブル崩壊の1つの過程にすぎない。
サブプライム・ショック、資源バブル崩壊、
リーマン・ショック、ドバイ・ショックと続く
連鎖の流れの1つなのである。
ギリシャに出口が見えないのは、
欧州銀行の投資によって生じたバブルであり、
自国に返済する能力がないからである。
それでもギリシャは、増税による緊縮財政を強いられているのだ。
ギリシャ同様、ユーロを離脱できない状況にあるPIIGS諸国も
この負の連鎖に巻き込まれるのか?
ドイツ、フランスはどう動くのか?
ユーロ混迷の「虚」と「実」に迫る。

●「オバマVSティーパーティー」のアメリカのゆくえ
オバマの雇用対策は、ティーパーティーによって潰されている。
そのオバマ完敗のシナリオとは。
アメリカは失業率が下がらなければ、オバマは選挙で勝てない。
とすれば、製造業のないアメリカは外需を取りに来る。
その延長線上にTPPがあると考えれば、
日本の雇用に影響が起きてくる......。
そして、ヨーロッパ問題が片づけなければ、
二番底の恐れも......。
オバマ潰しを画策するティーパーティーの真の狙いは?
ドルを刷り続けて経済危機を乗り越えてきたアメリカに、
ついに終わりが見えてきた。
アメリカの病巣をえぐり、大国の「虚」と「実」をあばく。

●中国は? ロシア・インドは? そして日本は......
2012年、金融バブル崩壊の負の連鎖は、
その他の国にどんな影響を与えるのか。
中国のいびつな投資依存経済、資源インフレに苦しむロシア、
カースト制度が中間層成長をはばむインド、
そして、「世界の金主」であるはずの日本の無策ぶり。
日本は大恐慌情報の「虚」に翻弄され、
世界を救える力となる「実」を理解していない。
例えば、TPP参加にしても、実は農業問題よりも
他に恐ろしい事態が待っているのだ。
このまま放置しておけば、日本は第二のギリシャとなる。
大恐慌情報の「虚」しか伝えないマスコミに、
著者2人が「実」を言及していく。

【著者プロフィール】

三橋貴明(みつはし・たかあき)
作家・経済評論家。1969年生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業などを経て、2008年企業診断士の資格を取得し独立。企業のコンサルティングに従事する一方、各国の経済分析や著作活動も行っている。
主な著書:『ドル凋落―アメリカは破産するのか』『4万2246票―参院選に自民党から立候補―無謀な戦いの全記録』など。渡邉哲也との共著に『完全にヤバイ!韓国経済』がある。
オフィシャルブログ『新世紀のビッグブラザーへ』

渡邉哲也(わたなべ・てつや)
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部卒業。貿易・卸の企業に勤務の後、独立。複数の企業運営にも携わる。
主な著書:『民主党無策政権の400日』(企画監修)、『日本はニッポン!金融グローバリズム以後の世界』(藤井厳喜との共著)など。三橋貴明との共著に『本当にヤバイ!欧州経済』がある。
オフィシャルブログ『代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言』

【目次】

まえがき 三橋貴明

第一章 ユーロの混迷は果てしなく続く!?
現地で見たギリシャの惨状
出口のないギリシャ救済
今、世界経済でなにが起こっているのか?
1つにくくれないPIIGS諸国
ドイツ、フランスの思惑と不安
露呈された「格付けの嘘」
一枚岩になれないヨーロッパ
打つ手なしのユーロ

第二章 混迷する大国アメリカの病巣をえぐる
アメリカ型の不動産バブル
基軸通貨として限界がきたドル
ティーパーティーの目論見と矛盾
オバマ完敗のシナリオ
アメリカはイギリスの二の舞になるのか?
アメリカが狙う世界の外需
幻のドレン構想
ヨーロッパが震源になるアメリカ経済

第三章 「貸し剥がし」にあう中国・新興国
人民元が円ペッグする日
バブル崩壊へのカウントダウン
毛沢東思想と指導者交代で中国はどう変わる
中国が狙うバイカル湖の水
日本に目を向けざるをえないロシア
キャピタルフライトに陥った韓国
成長著しいブラジル、インド
財閥が支配するインドの金融システム

第四章 「日本の実力」を過小評価するマスコミ
誤解し続ける日本人
「反」日本弱体論
増えない雇用と財政出動
政府の負債は国民の「預金」
「投資路線」は中国を見習え
復興で実現する大型輸出ポート
止まらない円高とデフレ
日本がTPPに参加してはいけない理由
「成長しない」という思い込みを捨てるとき

あとがき 渡邉哲也

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