『坂の上の雲』の時代
- 著者:谷沢永一/太平洋戦争研究会著
- 出版社: 李白社/フォレスト出版
- ISBN978-4-89451-928-2
- 発売日:12月1日
- 定価:1470円(税込)
【内容】
◆NHKスペシャルドラマもついに佳境に突入
2009年から放映されているドラマ『坂の上の雲』が
2010年も引き続き放映される。
正岡子規の死、秋山好古、真之兄弟も日露開戦へと向かい、
司馬遼太郎作品もクライマックスへ。
本書は、2011年度まで放映される日露戦争の勝利までを一気に掲載。
写真も100点以上紹介し、
主人公だけでなく、歴史に名の残らなかった人々の
壮絶なる戦いを描いていく。
旅順口の閉塞作戦の失敗や広瀬武夫の殉死、
旅順総攻撃、203高地の激闘、
日本海海戦におけるバルチック艦隊の壊滅など
日本が駆け抜けた歴史、高潔の士の姿を
写真と解説で振り返る。
◆谷沢永一と司馬遼太郎
司馬遼太郎の生前より親交の厚かった谷沢氏が、
「もうひとつの"坂の上の雲"」を描く。
人間通であった司馬遼太郎が生涯のテーマとしていたのは、
日本人が日本社会において生きていくためには、
そういう思案、工夫が必要であるかを語ることであった。
その中で、10年という歳月をかけて描いた日露戦争とは、
日本人にとって、いったい何を残したのか。
谷沢永一が語る坂の上の雲の時代がコラムとして詳述される。
・正岡子規がもたらした短歌徘句の革命
・立小便 よくぞ男と生まれけり
・泣く子も黙る三宅坂
・生きる道を見据えていた時代
・日英同盟~思い上がりの季節へ
谷沢ならではの鋭い論評は健在。
日本人というものについて、
今一度、司馬の問いかけに対する答えが
浮かび上がってくる。
【目次】
はじめに......人間通。司馬遼太郎
プロローグ 子規が逝き、戦争が始まる
第1章 日露開戦
連合艦隊司令長官に任命された東郷平八郎
日露戦争の火ぶたを切った仁川沖海戦
コラム 正岡子規がもたらした短歌徘句の革命
第2章 旅順口に広瀬、死す
秋山真之の経験をもとに立案された閉塞作戦
失敗に終わった旅順口閉塞作戦
コラム 立小便 よくぞ男と生まれけり
第3章 旅順総攻撃
旅順攻略の第三司令官となった乃木大将
旅順口を出たロシア艦隊と黄海で激突
1万5860人の死傷者を出した第1回旅順総攻撃
28センチ榴弾砲が火を噴いた第2回総攻撃
コラム 泣く子も黙る三宅坂
第4章 203高地の激闘
「203高地は旅順の死命を制するものに非ず」
決死の白襷隊が出撃した第3回総攻撃
「4、5万死すとも203高地を占領せよ」
児玉源太郎の檄で203高地を攻略
旅順陥落と水師営の会見
コラム 生きる道を見据えていた時代
第5章 バルチック艦隊の東航
苦難の航海を続けるバルチック艦隊
バルチック艦隊を待ち受ける東郷・秋山真之
秋山好古が活躍した奉天会戦
「敵艦見ユ」東郷艦隊の出撃
コラム 日英同盟~思い上がりの季節へ
第6章 日本海海戦
ついに雌雄を決する日本海海戦
国民の非難を浴びたポーツマス条約
戦いすんで......その後の好古、真之
おわりに......作家 司馬遼太郎のテーマ

