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覇権国家アメリカの中国「新・封じ込め」戦略の全貌

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  • 著者:越智道雄
  • 出版社:李白社/ビジネス社
  • ISBN9784828416953
  • 発売日:2013年2月20日
  • 1600円(税込)

<内容>

米CIAの分析によれば「17年後の2030年に覇権国家は無くなる。米国の没落と中国の台頭で東&東南アジアはすこぶるつきの緊張状態を誘発する」。核を持つ中国、持たざる日本。膨張する中国の「狡猾な戦略」におびえるベトナム、フィリッピン、韓国。しかし、今まで頼りにしてきた米国が巨額の財政赤字削減を理由として推し進めてきた縮軍のため米軍は動きが取れない。そんな世界情勢をあざ笑うかのように中国は硬軟取り混ぜて覇権国家になっていく。

<目次>

序章 「パックス・アメリカーナ」か、「パックス・シニカ(中国)」か?
中国暴走のエンジンとなるか、「憤青」?
「爆発的ヒット国」になぜ低迷が始まったか?
「東亜のユダヤ系」にされてしまった「戦犯国家」
オバマ政権音なし、支援ラッパは米上院から
ディエゴ・ガルシアと尖閣と竹島
日本経済の「内破作戦」の一環としての尖閣
中国による被害の歴史の典型としてのヴェトナム
米側の「二河白道」と波高き尖閣、南シナ海
「米の最終ラインは『ミュンヘン協定』だ」
東アジアで始まった「奇妙な戦争」

第1章 覇権国家には世界が将棋盤にしか見えない
地球を勝手に6つの軍管区に分けたアメリカ
軍事技術の最先端を担う2つの軍司令部―その1
軍事技術の最先端を担う2つの軍司令部―その2
なぜ米国は「仮想敵症候群」にかかるのか
オバマにとって中国は「前門の虎」、「後門の狼」は誰?
中国を「誤解された友邦」と見なすパコム(太平洋軍司令部)
「睨めっこに勝てば、相手は必ず『内破』する」
国防総省も知らない基地のこと
オンショアからオフショアに変わるアメリカン・プレゼンス

第2章 中国の「資源覇権主義」―政府の背中を焼く巨大人口と「成長の苦痛」
パコムの「軍事的覇権主義」VS中国の「資源覇権主義」
アメリカその他の先進諸国が中国を恐れる7つの理由
「この新帝国はアメリカの背中に打ち立てられつつある」
中国の「資源覇権主義」の深刻な背景を水資源から一瞥
中国の「明白な運命」と東アジア版EU
最大の環境汚染国がクリーン・エネルギー開発の先陣を切る

第3章 核による封じ込めはどう変わりつつあるのか?
「より細みで、より凄みのある、われわれにお誂え向きのヌーク」
オバマ、対中核政策のインターメッツオ
最強のミサイル・サイロ、「地下の万里の長城」
「核保有ではイギリスより少ない」と中国側
「ソ連が健在なら、こんな羽目に落ちなかったものを」

第4章 中国との今日的戦い方―「米中版・相互確証破壊(MAD)」と「チャイメリカ」
「鄧小平がいてくれなかったら、今でも野良で牛のケツをひっぱたいてたよ!」
米ソの「相互確証破壊(MAD)」、米中の「同床異夢(チャイメリカ)」
「核の絶対的優位」など無効の米中「相互確証破壊(MAD)」
中国企業の外貨獲得場としてのマカオ
中国指導層の「ハーヴァード・コネクション」
特区工場から見た米中関係
技術とブランドはアメリカ、配備と労力は中国

第5章 来るべき「グレイター・コリア」をめぐる米中の綱引き
韓国を「岩(ROK)」と呼ぶアメリカ
「この国は狂っている」とロシア代表
韓国側に拒否されたOPLAN5029
32年前の板門店での光景
アメリカのアジアでのふしぎな気後れ
ジェスチャーとしての中国側の北朝鮮への気後れ
「闘虎場」としての「6カ国協議」
「踊らない会議」は踊る

終章 「グローバル・パワー中国」との"睨めっこ"を貫徹するには?
アメリカ側から中国を見れば、中国側からアメリカを見てしまう
「ユーラシア大回廊」の東端の動向
南シナ海の波高し
TPP VS RCEP
なぜアセアン連合が凝結核となるのか
「アセアン流儀」につけ込む中国
「竹のカーテン」が上がり始めたミャンマー
伝統ある中国の「低強度戦闘漁船民間海軍」
領有権問題棚上げの「共同開発」は「憲法違反」
中国の新執行部による「改革」の予兆は?
「サンドイッチ・トラップ」
「ミー・ジェナレイション」から「憤青」への豹変
「反日ブロガー」から「日本に学べブロガー」へ

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