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長谷川慶太郎




大竹愼一




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2015 世界大恐慌の足音が聴こえる

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  • 著者:大竹愼一
  • 出版社:李白社/徳間書店
  • ISBN:9784198638474
  • 発売日:2014年9月10日
  • 1600円(税別)

<内容>


日本の経済新聞の落とし穴は記者に大局観がなくユダヤ人が経営する外国大手の報道を真に受けなんら疑問を挟まないことである。従って常にユダヤ人の罠にはめられ日本人向けに誤った記事を書く。そしてそれを読んだ日本人は大損をする。著者はその悪魔のサイクルを断ち切るべく米国に住み来日時に全国の日本企業を取材し自分の眼で確認したことを書く。トップクォーターたるゆえんである。その著者が2015年の不吉な予兆を詳述する。

<目次>

まえがき

第一章 遅すぎたアベノミクス

破綻した日銀理論
10年前に始めるべきだった異次元緩和
海外勢の円キャリに使われる日銀マネー
日本のゼロ%金利がもたらしたもの
つい本音を漏らしたFRBイエレン議長
股裂き状態にある日本の財政政策と金融政策
実体経済に翻弄される日本人
住友商事「ミスター5%」の限界
誰も期待していないアベノミクスの特区構想
本来の「規制緩和」とは何か
「1+1=5」の乗数効果がわからない官僚
岩盤規制を突破できない限りアベノミクスなど信用しない
いいところ取りだけはできないカジノビジネス
アベノミクスに対する海外勢の評価

第二章 高速道路を逆走する安倍政権

安倍晋三首相がガエル男である理由
本来すべきは消費税増税ではなく大型減税だった
供給を減らし人口を減らすための戦争リスク
国内要因と海外要因の両方が襲いかかってくるリスク
大失敗に終わった前回の消費税増税
面倒だから軽減税率の導入に反対する官僚
日本を食いつぶす「三悪」
付加価値税から生まれたミニスカートファッション
消費税とパラレルな関係にある失業率
シルバー層と若者層の格差は拡大する
崩壊したスウェーデン型福祉社会
増収増益に湧く輸出大企業の裏側

第三章 熱くも冷たくもないアメリカ

アメリカが経験した三度の大恐慌
今回の恐慌は10年サイクルの波の恐慌ではない
急速には上がらないアメリカの長期金利
失業率が下がればアメリカ株は暴落する
FRBはほんとうにQEを終了してもいいのか?
ITに仕事を奪われ所得を減らしている中間層
可処分所得と消費の伸びが落ちている
すでにピークアウトした住宅産業
活況を呈するシェールガス生産地
GEの強みを日本企業は見習うべきだ
大型株が強くなるのは相場終了のサイン
収益が悪化するナスダックハイテク企業
太陽光発電でなく石炭化発電が買いだ
次々と生まれる金持ちだけが住民の自治体
さらに意思決定がしにくくなるオバマ政権

第四章 デフレの恐怖に怯える欧州

デフレ現象が起きやすい状況にある世界経済
インフレ懸念よりもデフレ警戒を優先すべき
逆イールドカープになると景気は失速する
イールドカープを無視してきた紙パルプ業界
「平成の鬼平」三重野日銀総裁の不明
世界はコンドラチェフの波のボトムに向かっている
ドイツの要求で「預金封鎖」となったギリシャ
欧州をより難局に招くドイツ人の頑迷さ
さらに貸し渋りを強める欧州の銀行
北ユーロと南ユーロ
ウクライナ問題とシェールガスを巡る思惑
マイナス金利を発動したECB

第五章 中国崩壊のプロセス

中国のワナに嵌った日本企業
とっくに降ろしている「世界の工場」の看板
中間層がこれ以上増えない理由
史上最大のケインズ政策がもたらしたもの
すでに始まっている不動産バブル崩壊
シャドーバンキングの原資となった海外逃避マネー
日米台と入れ替わりに中国に前のめりになるドイツの不思議
共産党王朝は秦・隋に倣う短命タイプ
歴代王朝が経験した版図拡大路線の破綻
日本にとって理想は「南北朝」分裂のような形
いつかは朝鮮半島も版図にしたいという妄想
2015年に堰き止めていた歯止めが外れる
中国クラッシュの工程表

第六章 焼け野原となる前の日本の現実

日本の主力輸出メーカーの技術が伸び悩んでいる
円安になっても日本企業が日本回帰しない理由
値下げしてシェアを奪おうとしない日本企業
成功体験を捨て切れない日本企業
日本のエネルギー輸入価格上昇と商社の投資下手との関係
廃炉コストに膨大な費用がかかる原発
シェールガスに匹敵する資源を宝の持ち腐れにしている日本
警察と泥棒が一緒になって仕事をしているようなJ-REIT
10年かけて1トロイオンス5、600ドルまで下落していくゴールド
公的年金の積立金を株式に回す運用政策はアメリカでもご法度
ビットコインが市民権を得れば銀行は潰れる
復活させてくとも復活できない消費者金融
TPP参加は日本企業にとりブレイクスルーの絶好のチャンス
現状にぶら下がる農業は一掃すべき
マイノリティだけに見えるものがある
共同体の結束の仕組みを考え直す必要がある日本人

第七章 知恵のあるものが生き残る

企業戦略が実現できるかどうかはBSが教えてくれる
投資家にとりもっとも重要な財務諸表はBS
チェック機能が働かなかったバブル時代
会社を救った「内規」
バブル後の難平は絶対に間違いである
正反対の動きを示す景気循環株とバリュー株
儲かった株を全部売るのは浅はか
いまはバリュー株中心にポートフォリオを移すべき
投資とは欲望と恐怖の闘い
生き残りのためには最低でも三本足打法が必要
視野に入れなければならない預金封鎖
敵預金ほど恐いものはない
投機に通ずる預金封鎖対策としての食品在庫保有
現状の日経平均の実力は1万円そこそこがいいところ
クライマックスは必ずやってくる

あとがきにかえて
おカネの使用価値を求めて

大竹愼一の4つの推奨銘柄(袋とじ)

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