私を劇的に変えた 日本の美風
- 出版社: 李白社/フォレスト出版
- ISBN-10: 4894519186
- ISBN-13: 978-4894519183
- 発売日: 2010/3/19
日本人が忘れてしまった美 ベストセラー「スカートの風」から20年、
呉善花は韓国と日本の文化について、これまで数多くの論評を発表してきた。
その中で、彼女に共通する思いはこれまで反日教育を受けてきた感情からの脱皮だった。
それゆえに、日本の美点が飛び込んでくる。呉善花は言う。
「来日して1年目。日本人はなんて親切でやさしいんだろう」
「2、3、4年目。日本人がサッパリ解らなく嫌いになる」
「そして5年目。やっと本当の日本の良さが解りだした......」
日本に魅せられ日本に帰化した著者が、日本人が忘れてしまった
「美しい伝統・文化」などについて優しく語っていく。
幅広い視点で、日本を語る 隣の国、韓国。
同じアジア人として近いようで、 その文化は180度違うと言っていい。
その中で、彼女が見いだした日本の文化とは、自然と文化が互いに溶け合った曖昧な空間だった。
言いかえれば「生の文化」とも言える。
つまり、自然の情景描写が調和への道に照らし出されているという。
庭園美、茶道、生け花など、 静かな自然の緊張感と小さないのちの息遣いが存在している。
なぜ、これほどまでに文化が違うのか。日韓の文化の違いも考証している。
・夫婦別姓の韓国人と疑似血縁家族主義の日本人。
・天子は選ばれる者と考える韓国人と 天皇を神々の直系と考える日本人。
・半島国家の宿命を担わされる韓国人と海洋国家の日本人。
・ビジネスで偉い者は大局を考える韓国人と 社長でも細々とした仕事をこなす日本人。
・ルールある自由を窮屈に感じる韓国人と 規制の中に自由を見いだす日本人。
・「風」を不吉なものと感じる韓国人と 「さわやかさ」を感じる日本人。
両国の文化を知る著者だからこそ、日本の美風を感じるとともに、
日本は日本というものについて もっと掘り下げて学びつくす必要があると提言する。
たとえば、環境問題などは、 日本人が持つ自然に対する考え方、
「内発的な変化」を生み出す力が必要としている。
住についても社会ネットワークについても同様で、
東洋的な自然観と環境問題が地球規模に結び付く。
そのために日本は理想を持つべきだという。
日本人が誇りを持てる、エールを贈る1冊。
