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米中壊滅

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米中壊滅
  • 著者:宮崎正弘/大竹愼一
  • 出版社:李白社/徳間書店
  • ISBN:9784198647988
  • 発売日:2019年3月20日
  • 1400円(税別)

<内容>

中国人が最も嫌う中国ウオッチャーの宮崎正弘氏と世界を股にかけ取材をしているニューヨーク在住のファンドマネジャーの大竹愼一氏の対談を、やはり香港に在住10年の経験を持つ加藤鉱氏が独自の視点を交えながら構成した異色の対談ドキュメンタリー。その加藤氏曰く。「今出ている本の全てはアメリカの勝ち、中国の負けと報じています。中には中国に成敗なんて何か漫画みたいなことを言っているものもありますが今求められるのは冷静な判断と分析です。ま、九分九厘経済力から言ってアメリカが勝つと思いますが、トランプが勝った大統領選、イギリスのEU離脱など予想した人なんてほとんどいませんでしたでしょ。我々ジャーナリストはあらゆる可能性を考えて分析することが必要だと思います」。その加藤氏は「日中スワップ協定は経済音痴の安倍さんと麻生さんに仕掛けた親中派官僚の罠」だそうです。乞うご期待!

<目次>

はじめに 構成者 加藤鉱

第一章 トランプの2期目を確実視している中国
民主にも共和にも見当たらないトランプの有力な対抗馬
アメリカの極端な所得格差から生まれた若者の左傾化
ペンス副大統領の交代はあまりにもリスキー
トランプの2期目は確実と踏んでいる中国
中国がもっとも怖れる「新ココム」の発動
基本的にアメリカでは敗者復活戦はない
加藤鉱の視点

第二章 日本の中国接近を考察する
中国経済が崩壊することで可能となる消費税増税の延期
消費税をめぐるアメリカの知恵
中国経済のハードランディングを回避したい日本側の事情
シティと中国の蜜月関係
中国との通貨スワップは次元の違う恐ろしさを秘めている
ウォール街、ロンドン、スイスの絶好の狩場となってきた日本勢の買い
日本人投資家が争って買ってきた仕組債の正体
大きな通貨基盤を持っている国同士では行わない通貨スワップ
中国に奪われたインドネシア新幹線プロジェクト
実は中国の日本人駐在員も工場も増えている
途中から錯覚に陥ったカルロス・ゴーン
ロジスティックス・ディーラーの登場
トヨタに忍び寄るチャイナリスク
アメリカ勢本格参入の前提となるEVテスラの成功
主要記念館から取り除かれた改革開放の父・鄧小平の写真
加藤鉱の視点

第三章 絶対に日本はアメリカの経済制裁から逃れられない
11年ぶりの逆イールドカーブ現象が予言するもの
巨大IT企業6社がこければ全体がこける運命にあるアメリカ株
消費を鈍らせる逆資産効果
バブった株ほど落ち方は激しい
ウォール街と上海市場のミラー相場となった日本株市場
停滞するアメリカの中古住宅市場
中国経済の崩壊により1億人ボートピープルが日本に押し寄せる
感情的な焦りから銘柄入れ替えに大失敗した日経平均225
アメリカの国内経済だけを考えて動くFRB
前FRB議長のイエレンはウォール街の奴隷女でしかなかった
さらなる減税を続けるトランプの政策は正しい
非常に完成度が高かったアメリカの対中政策ドクトリン
なぜアメリカは日本との貿易交渉を後回しにするのか?
対日要求が必ず過激になるアメリカの親日政権後期
日本を救うことにつながるアメリカからの豚肉の輸入促進
F-2戦闘機主任設計者の遺言
加藤鉱の視点

第四章 拡大する一途の米中貿易戦争
トランプを激怒させた中国側の口約束
ファーウェイ・ショックに見るトランプ政権の覚悟
CFIUSの権限強化によりアメリカ企業の買収ができなくなった中国
日本で使えなくなるファーウェイのスマホ
戦いの舞台は貿易から金融、通貨へと移っていく
中国政府の措置により世界でもっとも時価総額を減らしたテンセント
逆プラザ合意で中国は超人民元安に追い込まれる
万国郵便条約問題のゆくえ
ローマ・カルタゴの戦いに匹敵する「米中100年戦争」が始まった
中国の台湾占領は現実的には不可能である
西側の世論を高めるためのノーベル平和賞戦略
加藤鉱の視点

第五章 失策を繰り返す習近平政権
4中全会開催を避け続ける習近平の弱み
再編という名でバラバラにされた旧解放軍組織
中国では食いっぱぐれが軍人になる
日本人にはとうてい理解できない中国人が備える「一族イズム」
習近平政権内には見当たらないこれといった戦略立案者
解放軍よりも期待薄な共青団
高度な監視システム構築で潜伏など不可能となった中国
中国の監視社会化のルーツは法輪功対策だった
江沢民利権を取り上げるために躍起となる習近平
誰から恨まれているかをよく認識している習近平
凄まじいテコ入れが行われている直轄市重慶
パプア・ニューギニアAPECの会場を建設したのは中国だった
土足で縄張りに踏み込んできた中国をけっして許さない米英仏
民に倣って鎖国すれば共産党中国は延命できる
現代華僑のメンタリティ
短命に終わった秦、隋とのさまざまな共通点を持ついまの中国
加藤鉱の視点

第六章 どうしようもないヨーロッパの実相
世界の右傾化とキリスト教徒の関係
ヨーロッパの人々の警戒感を高めるイスラム諸国からの大量移民
ISに資金と物資の援助を続ける中国の思惑
喧嘩の仕方を知らなさすぎて独立にしくじったカタロニア
驚きに満ちたイエズス会の記録
ロシアは必ず旧国境を取り戻しにくるというヨーロッパ人共通の危機感
アメリカが歓迎する中国の為替介入
突然訪れるユーロの南北分裂
ドイツ人の意識のなかに生き続ける遠交近攻
加藤鉱の視点

第七章 ハッカーにより突然内部崩壊する中国
中国の命運を握る住宅価格の動向
中国政府から狙い撃ちにされたアリババとテンセント
理論的には人民元安大暴落となる条件はすべて揃っている
中国は通貨安の歯止めをどこに設定するのか
習近平版、民間からの召し上げ運動
民間の次に政府の標的となるのは外資企業
待遇や再就職支援の改善を求めてデモを起こす5700万人退役軍人の受け皿
退役軍人から一般民衆へとつながる反政府運動
アダとなった日本企業が勝手に抱いた中国市場に対する幻想
中国大失速で深刻な影響を受ける日本企業ワースト10
ハッカーにより突然内部崩壊する中国
加藤鉱の視点

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